やまもといちろう氏のメルマガ「人間迷路」より

【対談】乙武洋匡×山本一郎 自分の人生を使って、どんな絵を描くか(1)

yamamoto山本一郎(やまもといちろう)
1973年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。IT技術関連のコンサルティングや知的財産権管理、コンテンツの企画・制作を行うイレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役。人気ブロガー「切込隊長」として知られたが、2011年8月18日よりネット上でも本名にて発言するようになった。『「俺 様国家」中国の大経済』『けなす技術』『嗚呼、香ばしき人々』など著書多数。

 

 

「教育」という分野を選んだきっかけ

 

山本:私は今、41歳なんですが、乙武さんは38歳でしたよね。

 

乙武:そうですね。4月で38になりました。

 

山本:このあたりの年齢から、みんなどこか具合が悪くなってくるじゃないですか(笑)。肉体的にも衰えてきますし、30代後半から40代前半にかけては、社会での競争のフェーズも変わってくる。若いうちはさまざまな方向にトライする時間的、健康的な余裕があると思いますが、だんだんとすべてにトライする余裕がなくなってくる。どうしても、いくつかある選択肢の中で、自分の持ち味や強みにフォーカスしていかないといけなくなりますよね。

実際、私はそこでギアチェンジがうまくできなかった人たちが、一人また一人と消えていくのを見てきたんですよ。言ってしまえば、30代後半から40代に入る段階で残った椅子を争うフェーズでは、乙武さんがおっしゃったような「ゲタ」もいままでのようには通用しない。いわば、純粋な競争の中で生き残っていかなければいけない。私はそうした場面において、乙武さんがどういうポジションを取られていくのかということについて、興味があるんです。それで、乙武さんは「『五体不満足』の著者」という枕詞がはずれたときに、次の活動ステージとして「教育」という分野を選ばれたのだと思いますが、これはどういう動機だったのでしょうか。

 

<この対談の続きは、やまもといちろうさんのメルマガ「人間迷路」で連載されています。>

 

やまもといちろうメルマガ「人間迷路」

ネット業界とゲーム業界の投資界隈では知らぬ者のない独特のポジションを築き、国内海外のコンテンツ制作環境に精通。日本のネット社会最強のウォッチャーの一人であり、また誰よりもプロ野球とシミュレーションゲームを愛する、「元・切込隊長」ことやまもといちろう氏による産業裏事情、時事解説メルマガの決定版!

 

【 料金(税込) 】 756円 / 月 <初回購読時、1ヶ月間無料!!> 【 発行周期 】 月4回前後+号外

 

1 2
やまもといちろう
個人投資家、作家。1973年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。東京大学政策ビジョン研究センター客員研究員を経て、情報法制研究所・事務局次長、上席研究員として、社会調査や統計分析にも従事。IT技術関連のコンサルティングや知的財産権管理、コンテンツの企画・制作に携わる一方、高齢社会研究や時事問題の状況調査も。日経ビジネス、文春オンライン、みんなの介護、こどものミライなど多くの媒体に執筆し「ネットビジネスの終わり(Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など著書多数。

その他の記事

深まる韓国経済のモヤ(高城剛)
19人殺人の「確信犯」と「思想の構造」(やまもといちろう)
川端裕人×荒木健太郎<雲を見る、雲を読む〜究極の「雲愛」対談>(川端裕人)
宇野常寛が考える”社会と個人”を繋ぐ新しい回路とは(宇野常寛)
3月移動に地獄を見た話(小寺信良)
「嫌われJASRAC」が地裁裁判で無事勝利の報(やまもといちろう)
『声の文化と文字の文化』ウォルター・オング著(森田真生)
ライカのデュアルレンズを搭載したスマートフォンの登場(高城剛)
kindle unlimitedへの対応で作家の考え方を知る時代(高城剛)
「おじさん」であることと社会での関わり方の問題(やまもといちろう)
成功する人は「承認欲求との付き合い方」がうまい(名越康文)
そろそろ中国の景気が悪くなってきた件について(やまもといちろう)
今村文昭さんに聞く「査読」をめぐる問題・前編(川端裕人)
歴史が教えてくれる気候変動とパンデミックの関係(高城剛)
中部横断自動車道をめぐる国交省の不可解な動き(津田大介)
やまもといちろうのメールマガジン
「人間迷路」

[料金(税込)] 770円(税込)/ 月
[発行周期] 月4回前後+号外

ページのトップへ